♪〜ダンサー向けのアイリッシュ・トラディショナル・ミュージック講座〜♪



 アイルランドの伝統音楽は「ダンスと不可分に結びついている」とよく言われます。「歌」や歌のメロディーを楽器で演奏した「エア」等は別として,楽器で演奏される曲のほとんどは「ダンス・チューン」と呼ばれるほどです。ここからはダンサーが知っておいた方が良い音楽の色々について話をして行きます。

(1) リズムのいろいろ

 アイリッシュ・ダンスを踊る第一歩は,演奏される「ダンス・チューン」のリズムに合ったステップを踏めるようになることです。ソロでもグループでも同じです。(逆にプレイヤーは,ダンサーが踏むステップのリズムを弾きこなせることが重要です) まずリズムの種類を頭に入れておきましょう。下の表は楽譜集でよく見る主だったリズムです。手元にある人は確認してみてください。

4/4拍子の リール,ホーンパイプ等
2/4拍子の ポルカ等
3/4拍子の ワルツ,マズルカ等
6/8拍子の ダブル・ジグ等(註)
9/8拍子の スリップ・ジグ等
12/8拍子の シングル・ジグ,スライド等

 ご覧の通り,同じ拍子に数種類のリズムがあります。


註: ジグ(jig) には数種類のリズムがありますが,普通「ジグ」と言う時は「ダブル・ジグ」を指すことが多いので,断わりのない限りそのようにお読みください。


一流ミュージシャンがゆっくりしたテンポで演奏してくれるという,初心者ミュージシャン向けのサイトがあります。イギリスのBBCのネット・ラジオ・サイト内の ヴァーチャル・セッション というページです。ご利用下さい。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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